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  • 執筆者の写真すずきあさよ

どんなきっかけがあってKindle出版の扉を開いたのですか?

更新日:1月29日

わたしが、Kindle出版の扉を扉を開いたきっかけですね。今回は、その辺のことを詳しくお話ししてみたいと思います。



わたしの場合、大きく3つのプロセスを経て、Kindle出版の扉を開くことになりました。


①乳がんになった時のできごと

②出版の厳しい現実を知って諦めたできごと

③しかし、あることがきっかけで、出版の扉が開かれたこと


でした。順番にお話ししたいと思います。


困難と光


わたしは、2010年(当時39歳)で、乳がんになりました。その時は、真っ暗闇の落とし穴にいきなり突き落とされた気分でした。


手術の前夜、わたしは、病院のベッドで、「がんが転移していませんように」、「がんが再発しませんように」とわらにもすがるような気持ちで祈っていたのです。


「神さま、わたしは再発せずに10年間、生き延びて、ありのままに再発せずに過ごせたことを本に書いて出版します」と言いました。


なぜ、こんなことを思ったのでしょうか。わたしは元々ライターをしていたから、などと答えることがありますが、実はそれは後からとってつけたような理由です。

人の頭が納得できるようなわかりやすい理由はそこにはありませんでした。


言ってしまえば、なぜかわからないけれど、ただ、そう思ったのです。



出版の厳しい現実


がんの手術から、5年ほど経った頃、ある出版社の編集者に、乳がん体験を書いて出版したいことを相談したことがあったのです。


がんの闘病記と言えば、つらい治療に耐えながら、再発転移を繰り返し、最後はなくなってしまう、そんなストーリーが多いことに疑問を感じていたわたし。


なぜなら、実際にがんになってみて、わたしが求めたものは、再発しなかった人の物語だったからです。


しかし、「今、闘病記は売れないんですよ。逸見政孝さんの時代は、がんのことを書けば売れると言う時代もあったのですが… .。今はもう、がんは珍しい病気ではないですから。闘病記は、よほど珍しい病気か、よほどの有名人じゃないと、いや、有名人でも難しい時代です。手がけたがる編集者はいないと思います」と、あっさり。


そして、「商業出版ではなく、自費出版ならできます。それなら、うちでも、ぜひやらせてください」と、言われてしまいました。


自費出版をした友人に費用を聞いたところ、300万円かかった、と言うのです。金額を聞いて驚きました。しかも、在庫で1部屋が埋まっていると言うのです。


「いやだ、そんなの……」


商業出版は、チャンスが果てしなくなく、自費出版はお金がないという、厳しい現実に直面することになりました。


そうこうするうち、がん体験を書いて出版しようと言う気持ちも失せてしまったのです。


それに、再発しないストーリーなんか書いて、その後に再発しちゃったらどうするの? という怖さもありましたしね。


出版したいと思ったことさえ、忘れてしまったのです。ところが、再び、動きがあったのは、乳がんの手術から、すでに11年も経ってからのことでした。



神秘的なメッセージ


聖地巡りの好きなわたしは、札幌のある修道院を訪れました。

そこで、「5タラントの教え」と言う、聖書の話を聞いたのです。


タラントと言うのは、タレントの語源で、才能と言う意味だと言います。


5タラントの教えを読んだことがない人のために、リビングバイブルから引用してみますね。



天の御国(みくに)はまた、他国へ出かけたある人のようです。彼は出発前に、使用人たちを呼び、「さぁ、元手をやるから、これで留守中に商売をしなさい」と、それぞれにお金を預けました。
めいめいの能力に応じて、1人には5タラント(1タラントは6000日分の賃金)、 他の1人には2タラント、もう1人には1タラントというふうに。
こうして彼は旅に出ました。5タラントを受け取った男は、それを元手に、さっそく商売を始め、じきに5タラントもうけました。
2タラントを受け取った男もすぐ 仕事を始め、2タラントをもうけました。ところが1タラント受け取った男は、地面に穴を掘ると、その中にお金を隠してしまいました。

そして、どうなったか。主人が帰って来た時、5タラントの男と、2タラントの男はほめられ、1タラントの男は叱られてしまうのです。


そして、主人は言います。


「さぁ、この男のお金を取り上げて、10タラント持っている者にやりなさい。与えられたものを上手に使うものは、もっと多くのものが与えられ、ますます豊かになる。だが、不忠実なものは、与えられたわずかなものさえ取り上げられてしまうのだ」。

とても簡単に言うと、1タラントの男は、 宝の持ち腐れをしている人のことだとか。


この話しを聞いた時、どういうわけか、わたしは、1タラントの男と同じだと思ったのです。


宝物の価値を見失っていませんか?


「あなたの宝物は何ですか?」という問いかけがありました。


人それぞれに宝物があると思いますが、わたしの場合、真っ先に思い浮かんだことが、乳がんの体験だったのです。


乳がんになった当初は、「なんでわたしばかり、こんなに痛い目に合わなきゃならないの?」と嘆き、宝だなんて、これっぽっちも思っていませんでした。


しかし、人間、つらい体験も10年ほど経つと、心静かに振り返ることができるようになるものです。


乳がんになったからこその出会い、変化した考え方、そして生き方があり、これらは、大切な宝物になっていたことに気づかされました。


5タラントの教えのご主人様とは、神さまのことだとか。この教えを読むと、どうやら、神さまは、宝物を独り占めにすることがお嫌いのよう。


それぞれの人生ですから、体験したことに大きい小さいはありません。また、某出版社編集者の「闘病記は売れない」の言葉に惑わされてしまった自分に気づきました。


こんなことがあって、わたしは、まずはたった1人でもいいから、体験を独り占めにしないで、分かち合おうと心に決めました。


その3か月後に、商業出版でも、自費出版でもない、Kindleでのセルフ出版があることを知り、無料のセミナーを受け、Kindle出版の扉を開くことになったのです。


天の下のできごとには何ごとも時があると言いますから、きっと、みなさまにとっても、時があるのだと思います。


みなさまはどんなきっかけでKindle出版の扉を開くのでしょうか? そのエピソードを聞かせていただける日を楽しみにしています。

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