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雪のたからを広める会
「わたしのたからもの」の売り上げの一部で、社会貢献として、聖書がベースの児童文学「雪のたから」(パトリシア・セント・ジョン著)の寄贈活動を行っています。

子どもたちの未来を創るレモネードスタンドかしばさまへ5冊贈呈
子どもの未来を創るレモネードスタンドかしばさまは、小児がんの研究費寄付活動を子どもたちが主体となって行っている自主グループです。
縁あって、子どもたちに、乳がん体験の分かち合いをしました。その際に、子どもたちが戦争について話し合っていると聞いたんです。ふと、雪のたからの訳者である中村和雄さんのあとがきを思い出し、わたしにできることとして、下記の一文を読みました。
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『雪のたからは』は戦後の人々への「ゆるし」の必要を痛感して書かれたものです。戦争から終わって戦地から家に帰って来たある兵士は、自分が留守の間に妻が不道徳の罪を犯していました。ドイツが降伏して収容所の実体があばかれ、ナチスが行った残虐な行為を示す写真が公開されると、人々の憎しみは増していきました。こうした状況を見た時、パトリシアにはこれから成長していく子どもたちに、ゆるすことの意味を教えることが必要だと感じたのでした。(雪のたから あとがきより)
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子どもたちから、「難しくてわからない」と言われるかもしれないと思いながらのシェアでしたが、予想に反し、真剣に耳を傾けてくれ、1人1冊贈呈させていただくことにしました。いつか必要とするタイミングで、この本から大切なメッセージをそれぞれのタイミングで受け取れるといいなあと思っています。
どんなエピソードがあってこの活動を始めたのですか?
雪のたからは聖書に基づく、争いとゆるしがテーマの児童文学です。わたしがこの本に、初めて出会ったのは、今から1983年に放映された、世界名作劇場「わたしのアンネット」というアニメの原作本で知りました。
ちょうど、このアニメの放送中、わたしは13歳。父の仕事の転勤で、東京都新宿区という日本一の大都会から、霧の都、道東の釧路市に引っ越ししたときのことです。「東京の子どもが来た!」と珍しがられ、クラス全員から無視されるといういじめにあい、学校へ行けなくなってしまいました。
周りの大人たちが、登校させようと一生懸命、励ましてくれればくれるほど、自分がだめな人間に思えてしまい、誰もわたしの気持ちをわかってもらえないと孤独を感じていました。
食べ物も喉を通らず、生きる力が失われていき、体調がすぐれず、とうとう白血病の疑い!? とまで言われてしまったんです。
幸い白血病ではありませんでしたが、その時のことだったのです。なぜか、急に「わたしのアンネット」の原作本のことが気になり出しました。
「わたしのアンネット」は、パトリシア・セント・ジョンと言う医療宣教師が書いた「雪のたから」と言う本で、日本語訳があることを知りました。
おこづかいで、雪のたからを買うと、夢中で読みました
「わたしは人生、本当にこのままでいいと思っているのか」を考えました。中学2年の夏頃でした。
このまま学校を休み続けていると、勉強が遅れ、受験にも影響が出るのが目に見えていました。いつまでも、いじめを行い人たちにビクビクしながら過ごすことになってしまいます。
無視やいじめる連中とうまくつきあいたいと考えるのをやめ、自分の学びに集中することにしました。
雪のたからを読み終えると、不思議な勇気が湧き、再び、学校へ行くと決意できたのです。
すると、一人の友人ができました。友達は大勢いた方がいい、子どもの頃からこう教えられてきたわたしでしたが、大切なことを話し合える、たった一人の友人がいれば、また、社会に出て行けることを知りました。
雪のたからは、わたしの人生観に大きな影響を与えた1冊なのです。
それから、39年が過ぎ、わたしが51歳になった時のこと。北海道クリスチャンセンターのキリスト教書店で、雪のたからを見かけたんです。なつかしい思いで再読し、あらたな感動を味わいました。
聖書がベースになった児童文学、「雪のたから」は、子どもから大人まで、今の時代にこそ必要な物語だと思っています。
未来を創る子どもたちと、雪のたからのために、何かしたいと思いたちました。
わたくしの初出版記念感謝として、「雪のたからを広める会」の活動をはじめました。札幌で一人、コツコツとやっています。
この活動を応援していただけましたら幸いです。
この活動が小禄パブテスト教会で紹介されました。
雪のたから訳者の中村和雄さんがお話ししてくださっています(1:11:08から)。沖縄の教会で、雪のたからとわたしのエピソードを紹介していただけるなんて、思いがけないできごとに感激しました。
そして、神さまのなさることは全ての時にかなって美しいという聖書のことばを感じ入りました。
さらにうれしい展開が!!
沖縄の小禄パブテスト教会で、紹介していただいてうれしい!と喜んでいたら、さらにうれしい展開がありました。今度は、子ども達の未来を創るレモネードスタンドかしばのみなさまが、小禄パブテスト教会のメッセージをオンラインで視聴してくれたと言うのです。
その様子を子ども達の未来を創るレモネードスタンドかしばのフェイスブックで投稿してくださっています。
寄贈先
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子どもたちの未来を創るレモネードスタンドかしばさま(7冊)
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札幌パブテスト教会さま(1冊)